花巻市は秋祭りです。
私どもは花巻市内から離れていてどちらかと言えば北上市よりですのでお祭りの賑やかさからはとうく離れています。
したがって静かな一日です。
通常はアッチコッチと走り回っていますので仕事場は散らかし放題です。
デスクを整理整頓していましたら六年まえの日誌がでて来ました。
古い事ですがご披露しますね。
落ち着いた言葉づかいの女性からお問い合わせのお電話をいただきました。
何時ものごとく、ご子息のことですか?お嬢さんの事ですか?の質問に[いいえ、あの〜実は私自身の事ですが50歳では駄目でしょうか?]
お約束したお日にちにMさんは恥ずかしそうな雰囲気をかもしだせながらお見えになりました。…情景が蘇ります。…
室内にご案内しますと、すぐに[実はこれ二年前の広告です。私は息子が大学を卒業しましたら自分の人生を生きようと、この広告欄を切り抜いて持っていました。死別した夫も応援してくれていると心に信じていますし息子からは母さん今までありがとう。俺、応援するからなって背中を押されて来ました]
Mさんは一気にお話しをされました。
Mさんの真っ直ぐなお気持ちに仕事意識も忘れてお力になりたいと考えたのです。
まぁ〜この広告二年間も大事にお持ちになっていたのね。
[就職も内定し一人暮らしを始めます。責任ははたしました。私は此から先の年月を一人ではすごしたくはありません。
若くはないですが誰かと寄り添って老いていきたいのです。
信頼出来る方と巡り会いたいと思いますが…でも、この年齢では遅いですか?]
真剣でした。
…Mさんのご登録そしてご結婚かなかったら適齢期の方達のお手伝いだけの日々だったかも知れません…
でも、適齢期とはいえませんが現代人は昔に比べたら体力もお気持ちも若返っていらっしゃると思います。
これからの出会いと良き方に巡り会いたいとお気持ちの弾んでいらっしゃるMさんは素敵でしたね。
仙台市に同じ境遇の男性さんがご登録していましたので愛のキユーピーットが微笑んだのです。
ご一緒に生活を初めて間もなくお二人でご挨拶に見えましたよ。
何歳になっても大切思えるお相手の存在で彼女はとても美しく輝いていました。
Mさんをお手伝いさせていただく事により勉強もさせていただきました。
お互いに子供がいる場合相続の問題も有ります。
お二人が見えた時男性さんがおっしゃったのです。
万が一の時イザコザがおきないように保険の受け取りとマンションの名義変更の手続きをしようと考えています。
子供達は若いのだから自分で自分の人生を築けとも宣言しましたよ。
こんな事が綴ってありました。
古い出来事でしかもご結婚していただくのが当然の事で沢山の方達が飛び立っていかれるのです。
Mさんと仙台市の彼の事は忘れていましたが日誌で昨日の事のように思い出したのです。
熟女、熟男 頑張れ…
30代の若者 熟年に負けるなよ。
さとう…お節介おばさんがついているからね。