T君は37歳です。同僚、先輩達も独身が大半です。そんな仲間と運命共同体意識というか気遣いのいらない日々を謳歌。ご両親はそんな息子の首に縄をかける状態でご相談に見えました。本人も観念したのか婚活を開始したのです。早速、「出会い」を設定しめでたく交際成立。
明るく大らか外見も頼りがいのある風貌、好感度抜群A子さんは一度でT君を気に入ったようでした。結婚へまっしぐら。
彼のご両親も喜んでいましたが2ヶ月ほど過ぎてからA子さんからT君をお断りしたいとのご相談です。私からみたら別にそんな事ぐらいいいじゃない！ と思うのですがA子さんには受け入れがたい事だったようです。
「毎回ではないけれどデートの時に無精ひげ、デートしていても自分優先です。私の気持ちを考えていないような気がするのです。無神経かなと思えるのです。一緒にいても彼はマイペースで自己満足の雰囲気です。結婚ってお互いに気遣い存在を認めて歩み寄るものと私は思っていますので無理をしてまでは結婚はしたくありません。（あの方職場の仲間といる時が一番楽しいらしいですから）」
A子さんは寂しげな表情でした。
彼のご両親の為にサトウも彼を特訓しなければと考えているこの頃です。