第20回

円満で仲良しご両親の元で明るく健康で伸びやかに成長したU子さんは23歳。27才のK君をご紹介致しました。
K君は不器用ですがお人柄の実直な青年でした。彼は男子高校から大学も物作りと研究の日々の青春で今日まで恋愛経験なしのようです。女性にどう接したら良いのか解らない、そんな彼が初々しくてロボコンみたい、なんて思いながらもU子さんは持ち前の明るさで交際は順調に見えました。そんなある日U子さんから「K君がわからなくなりました」とご相談を受けました。U子さんと沢山沢山お話しする中で「サトウさん、優しさって必要ですよね。でも優しさってなんですかね?」いくつか質問をされました。
お話しして行くなかで答えが見つかったのです。
結論は男性も女性も優しさと思いやりは意識して表現することでは無い。相手が大切な存在であれば本人自身のお人柄からにじみ出てくるのが本当の優しさではないだろうかって。
K君は男性いえいえ人として心に優しさが欠けています。思いやりと人を愛おしく思う優しさが欠けている方とは一緒の人生は進めませんので。
K君今回は失敗したけれど挫折を繰り返して自分に欠けている部分に気付くはずとサトウは信じています。